
婦人服店の売上アップ
最近少し売上を落としている婦人服屋に売上アップの相談を受けました。
「企業の組織化」「人材活用で業績を向上させる」ことが当事務所のメインテーマですが、中小企業診断士ですから、当然"売上向上策"のご相談もお受けしております。
さて、相談企業である婦人服店ですが、DMを作成し終わり、これから発送という段階でした。
これまでにも何度もDMを送ったことはあるとのことでしたので、以下の質問。
「今ままでどんなお客様にどんなDMを送り、その効果がどれだけありましたか?」
するとこのような返答でした。
『DMを送ってはいますが、その効果を確かめたことがありません。
お客様は住所と名前を知っている方全員に、セールのDMを送っています』
中小企業ではこのように答える企業が非常に多いですね。
ここでポイントです
●お客様によってDMの内容を変える(趣向・購入金額・来店頻度等で変える)
●値引きのDMだけではなく、お客様の好みに応じた商品入荷情報のDMも送る
●DMを送った場合は、DMによってどれだけ売上が上がり、利益が出たのかを測定する
●DMの内容によって来店してくれるお客様を見極める(セールでは来るが、入荷情報では来ない等)
上の事は実はあることが出来ていなければ不可能なんです。
それは『顧客管理』です。
"難しそう""大変そう"と思われるかもしれせん。
しかし「来店されているお客様の多くはどんな方なのか」
「よく買ってくれるお客様はどんな方なのか」
これを把握しているとPOPにも活かせますし、
何よりお客様の趣向が分かり提案にも活かせます。
そして、データが集まった時に今まで感覚的だったものが明確になります。
時には思っていなかった結果も。
何よりもお客様のことを知ることが売上アップの第一歩です。
婦人服店でなくとも、まずは顧客管理を初めてみられることをお勧めします。
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